鎌足は中大兄皇子に近づこうと機をうかがっていた。 ある時、中大兄が蹴鞠(けまり)をしていると、鞠を蹴った拍子に靴が脱げて、見ていた鎌足の方にころがってきた。鎌足は靴を両手で捧げて膝まづき、つつしんで中大兄に差し出した。中大兄もまたひざまづい…
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