大海人皇子は壬申の乱に勝利すると、近江京を捨てて飛鳥古京に帰り、天武天皇になる。その後、飛鳥の北方に新都を計画するが、完成を見ないうちに亡くなってしまう。持統女帝は亡き夫の遺志を継いで都を完成させ、694年に遷都する。これが藤原京である。しか…
大津皇子がはじめて史書に登場するのは、「壬申の乱」のさなかである。 「壬申の乱」は天武天皇の権力確立の出発点であるが、その妃、鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)にとっても天武天皇との夫婦の絆を確固たるものとし、皇后への道を決定的にした出…
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