2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大化の改新

むかしは「大化の改新、むし5ひき(645年)」などと暗記して、645年の入鹿謀殺によって改新の幕が切って落とされ、翌年、「改新の詔(みことのり)」が発表されて新政策が打ち出された、と教わってきたものですが、最近はそう単純にはいかず、話しがややこ…

 聖徳太子の思想

聖徳太子の仏教思想とはどんなものだったか。 太子の著作と言われる『三経義疏(さんきょうのぎしょ)』とは、三つのお経に注釈をほどこしたもので、その三つのお経とは『勝鬘(しょうまん)経』『維摩(ゆいま)経』『法華経』である。ここでは「勝鬘義疏」…

 推古朝の改革

推古朝は画期的な時代だった。律令体制という、当時における中国的先進国への脱皮は「大化の改新」から始まったと思われがちだが、実はそれより半世紀前、この推古朝の改革からスタートしたのである。 603年10月、小墾田宮(おはりたのみや)に遷宮する。小…